【mixi規約改定:著作権】BlogサービスやSNSで著作者人格権が云々されるのは

家に帰ってきてmixiを読んでたら、マイミクさんの日記で、あらこういう騒ぎがあったのね、ということに気がつきました。

「mixi日記、無断書籍化はしない」――規約改定の意図をミクシィが説明(ITmedia)

「勝手に出版」云々で騒ぐ向きが多いようですが、そういうことよりも、ブログシステムやSNSを運営している側が著作者人格権の不行使をかちとりたいのは、いわゆるいま流行のクチコミマーケティング絡みの目的のほうが大きいのではないでしょうか。

ブログやSNSで書かれた日記を、マーケティングやプロモーション効果をはかるために、内容を分析するのですけれども、多くの場合は分析した結果だけではなくて、その書かれた内容そのものの一部、それも、ある商品なら商品に関連する部分だけを抜き取り、ときに編集して、その書き込み内容自体をデータとして提供することがあります。

必要なのは、ある商品や、あるプロモーションに関した感想や行動などに関連する部分だけですから、日記として書かれた雑多なところは全然必要ない。必要ないどころか情報量が多すぎるのは困るので、書かれた文章の一部だけを取捨選択したい。場合によったら、ある物に関連した内容を書いた何百ものブログや日記の記事を抜き出すでしょう。文字通り抜き出すだけなら引用と言える場合もないことはないのでしょうが、引用はいちいち引用元を示さなければ引用とはなり得ず、マーケティングデータとしたら、引用元の情報なんてほとんど必要ないですし、内容的にも、実際は日記として書かれたものは論理的に書かれたものばかりではなくて、雑多な内容がいったりきたりしている場合もあるので、前のほうで書かれた部分と後ろのほうで書かれた部分をくっつけて編集するということもあるでしょう。

こういう抜き出しは、通常は出版されたりとか表に出るものではないので、ユーザーの目に触れることはないのですが、著作権は著作権だし、ブログやSNSの運営体がユーザーの日記を種にしてビジネスとして対価を得ようと行うことですから、ユーザーの権利を黙って侵害するわけにはいかず、必要な部分だけ抜き出して編集することもあり得ることを考えたうえで、著作者人格権の不行使を求めるのだと思うのですが。

以前、あちこちで騒ぎになったことがあろうが何だろうが、たぶん騒ぎになったことを知らなかったというわけではなくて、いろいろなことを想定すると、著作者人格権の不行使を求めるというところに行き着く、だからユーザーをたくさんかかえたところにとっては、クチコミ分析が流行になってきている「いま」なんだよね、と思うのですけれど。


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※題名に【mixi規約改定:著作権】を付け加えました。3/5 12:24

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